事業・戦略

起業したい人のための「コンセプト」の考え方と作り方!

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「コンセプト」という言葉は様々な場面で使われています。そのため「コンセプト」を使った言葉が多く存在し、どのような意味で使われているのかが分かりにくくなっています。

例えば、企業が新商品やサービスを作る際に使われる「商品コンセプト」や「サービスコンセプト」、新ブランドを発表するときに使われる「ブランドコンセプト」。車の技術発表展示会のための「コンセプトカー」など。

また、企業理念とともに、事業を伝える言葉として「コンセプト」という言葉が使われています。

今回は、そんな、起業する際に考えておくべき「コンセプト」について紐解いていきたいと思います。

 

企業経営における「理念」と「コンセプト」について

さて、起業したいと思っている人がまず考えるべきものはなんでしょうか。それは企業理念です。

企業理念は経営者の想いや、その企業が「何を為すべきか」を伝える大切な言葉で、企業の根幹をなすものと言えます。

では、企業経営における「コンセプト」とはいったいどのようなものなのでしょう?

 

「コンセプト」=「事業コンセプト」

通常、企業経営の中で使用される「コンセプト」は、「事業コンセプト」を指しています。

「事業コンセプト」は、企業のブランドを成長させるための事業戦略を言葉にしたもので、「誰に、何を、どのように売るか」を具体的に示したもので、事業を成長させるためには大変重要な言葉となります。

また、企業理念と事業コンセプトは、企業を成長拡大させるためにはなくてはならないものと言えます。

では、実際にどのようなものが「事業コンセプト」なのか事例を出して確認してみましょう。

今回、「企業理念」との違いがわかるように「事業コンセプト」と「企業理念」の二つを合わせてみていきます。

 

  • スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社

 【 ミッション 】 人々の心を豊かで活力のあるものにするために

           ひとりのお客様、一杯のコーヒー、

           そしてひとつのコミュニティから

 【事業コンセプト】 第三の場所(サードプレイス)

 

  • 吉野家ホールディングス

 【経 営 理 念】 For the People  すべては人々のために

 【事業コンセプト】 早い、安い、うまい

 

  • QBハウス

 【経 営 理 念】 我々は、お客さまに「ありがとう」と言われる

           均一で安心感のあるお手軽なサービスを提供し、

           世界一多くのお客さまから必要とされる

           ヘアカットチェーン店を目指します。

 【事業コンセプト】 10分1000円カット

 

このように、理念やミッションはその企業の「想い」や「あり方」を示しています。ですが「事業コンセプト」は、その企業の行う事業の概要を独自の切り口でターゲットに印象深く伝えることで、その企業がどんな会社なのかを効果的に伝えています。

 

よって、ターゲットに対して自社の事業を価値あるものとして示す言葉が「事業コンセプト」と言えます。

 

また、その言葉の切り口が独自であればあるほど、競合他社との差別化を行うことができ、ターゲットに対しては、魅力として伝えることができます。それが、その企業の成長をさらに高めていくことになります。

 

では、「事業コンセプト(ビジネスコンセプト)」は、起業する際に作った方が良いのでしょうか?説明を進めていきたいと思います。

 

「事業コンセプト」の必要性

先ほど、「事業コンセプト」は、「誰に、何を、どのように売るか」を言葉にしたものであるとお話ししましたが、それは、企業の商品やサービスを販売するために一貫性を持たせるために作られています。ですので、ブランド強化をするためには大変重要な言葉となります。

 

事例でお話ししたスターバックスは、「第三の場所(サードプレイス)」」という「事業コンセプト」を打ち出したことにより、まさに、他にはない唯一無二のコーヒーショップブランドを作り上げることができました。

「第三の場」という事業コンセプトを作ったスターバックは、家庭でもなく、職場とも違う人たちが気軽に集う場所であり、いつもいる場所とは違う非日常の空間は、お客様にとっての第三の場所はくつろぎや楽しさを与えてくれる場となりました。

単にコーヒーを販売し飲む場所を提供する店舗ではなく、スターバックス独自のストーリーを持つコーヒーショップと設定したことで、現在の位置を築くことができたのです。

このように、「事業コンセプト」を持つことは、競合他社との差別化や、事業の価値アップを生み出すことができます。また、起業する際の事業計画に現実味を加えることができますので、起業する際にはぜひ作られることをお勧めします。

 

では、「事業コンセプト」はどのように作ったら良いのでしょうか。

 

「事業コンセプト」の作り方

事業コンセプトは、「誰に、何を、どのように売るか」を、企業独自の視点で考えまとめた短い言葉となります。

作り方としては、「誰に」「何を」「どのように売るか」を、一つの短い言葉にしていきます。

 

<誰に(ターゲット)>

ターゲットを明確にします。そのためにはペルソナを作るとよいでしょう。年齢は幾つなのか。性別は?居住地、職業、役職、年収、趣味、特技、価値観、家族構成、生い立ち、休日の過ごし方、ライフスタイル……などなど、リアリティのある詳細な情報を設定することで、その事業(商品・サービス)を使用するシーンが見えてきます。

 

<何を(商品やサービス)>

その事業(商品やサービス)の特徴やメリットを考えます。また、強み・独自性、他社より勝っている要素、技術やノウハウなど他社と差別できる要素をイメージし、お客様に届けたいベネフィットを考えてみてください。

 

<どのように売るか>

その商品やサービスをどのように儲けるかの仕組み(ビジネスモデル)を考えます。「なぜ、お客様はこの商品を買ってくれるのか?」をイメージし、その商品が持っている価値に焦点を当てて考えていくと良いでしょう。

ここから浮かび上がったお客様に価値ある商品、サービスを伝えられる独自の言葉が「事業コンセプト」となります。

一度、考えてみてはいかがでしょうか。

 

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